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2021.3.2鉄スクラップ、国内相場の上昇続く 需給ひっ迫 先高観依然強く
財務省が21日に発表した貿易統計によると、9月の全鉄鋼ベースの輸出量は前年同月比13・8%増の304万1000トンとなり、2カ月ぶりに増加した。ミルの生産復調により輸出余力ができたため、親密取引先を中心に輸出を増やしているが、海外市況は軟化傾向が続いており、アジアの足元の市況はホットコイルがトン当たり430ドル前後にまで下落。米中貿易摩擦の影響などから世界的に景気が減速する中、鉄鉱石や原料炭を自国で賄えるロシアやインドのミルが輸出攻勢を強めており、先行きも厳しい環境が続く見通しで、国内ミルは減産モードの生産体制に入っているもようだ。
H2 | 新断プレス |
41500円 (500) | 43300円 (500) |
385.04ドル (4.96) | 401.74ドル (4.97) |