2020年4月14日

関西鉄骨受注単価、目先20万円割れも

 関西地区の鉄骨受注単価が下落基調で推移し、現在、20万―22万円(トン当たり、S造・小屋物、コラム・H形鋼構造、延べ床面積=1000平方メートル)どころ。目先20万円の大台割れの可能性も出てきている。新規受注物件が減少していることに加え、材料となる鋼材価格の下落により、ファブや鉄骨扱い商社・特約店が安値受注に傾斜していることによるもの。地区の建築鉄骨ファブリケーターは、受注価格の下落が進むと収益悪化に転じることから、業界全体で危機感を強めている。