2020年6月15日

4月コイルセンター出荷量、26%減 震災以来の稼働率5割台

 全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)がまとめた流通調査結果によると、4月のコイルセンター出荷量は前月比21・7%減の103万8413トンと大幅に減少した。前年同月比では25・6%減に下げ幅が拡大。設備稼働率は東日本大震災が発生した2011年の4―5月以来の5割台に低下した。スリッター加工の減少が顕著で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車メーカーの生産調整が大きく響いた。