2022年1月7日

高炉3社21年安全成績 休業災害大幅減30件

日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所(鉄鋼部門のみ)の高炉3社の2021年の安全成績(速報)が6日までにまとまった。休業以上の災害件数は合計で前年の50件から30件に減少し、大幅に改善した。ただ、災害による死者数は3人で、前年と同じ。新型コロナウイルスからの需要回復の中、各社ともに高いレベルの生産が続いたが、安全対策は最優先として危険区域への立ち入り禁止、ITを使った作業員の位置や体調把握、安全ルールの徹底などの地道な取り組みを進めており、一定の成果が現れたものとみられる。また協力会社の災害件数が3社ともに改善したことも共通の特徴だった。

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