2022年8月4日

名古屋特殊鋼、ラボ拡充 金型事業を高度化

 特殊鋼販売・金型製造大手の名古屋特殊鋼(本社=愛知県犬山市、鷲野敦司社長)は、金型をはじめ幅広い金属製品の組織などを調査・分析する「メイトクLabo」を開設した。Laboで蓄積したデータを自社金型製造および販売後のアフターフォローにフィードバックすることで事業を高度化する取り組みで、主力の自動車向け金型事業において品質向上を推進しつつ、他社の検査ニーズにも対応を広げている。将来的な自動車の機構変化に伴う商材の精密化などに向けノウハウと技術力を高め事業のモノづくりのブラッシュアップを図る考えの下、今後さらなる設備の拡充も検討する。