2022年8月10日

高炉3社、通期減益予想 資源価格高止まり 販価改善に注力

高炉メーカー3社は2023年3月期連結業績についていずれも減益となる予想をこのほど示した。日本製鉄は事業利益8000億円(前期9381億円)、JFEホールディングスは同2350億円(4164億円)とそれぞれ5月の21年度業績発表時に未公表とした利益予想を先週に発表。神戸製鋼所は9日の発表で経常利益800億円(932億円)と前回予想を据え置いた。原料・副資材価格の高騰や為替の円安影響、在庫評価差のマイナスが主な要因。ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中国の経済減速など市場の不確実性が増し、資源価格が高位にとどまる中、3社は鋼材販売価格の改善を続け、収益力を高める構えだ。





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