2022年10月17日

鉄産懇 需要産業の回復状況注視 市場変化に的確対応

 鉄鋼産業懇談会の廣瀬孝会長(日本製鉄副社長)は14日開催の会議後に国内の鉄鋼需要について「建設は下期に需要期に入り堅調に推移するとみられ、産業機械は国内外の経済回復を背景に設備投資が上向いている。自動車は直近販売・生産とも増え、ポジティブな要素ではあるものの減産が続く状況を踏まえるとサプライチェーンの正常化には依然至っていないが最大の需要産業であり、回復状況をよく見ていきたい」と語り、市場の状況を注視し的確に対応する必要を強調した。