2023年12月11日

1―3月期電機・建材 薄板ひも付き商談 日本製鉄、2万円上げ要請 主原料高・円安映す

日本製鉄は電機・建材などの需要家と進めている来年1―3月期の薄板ひも付き商談について、10―12月期に比べトン当たり約2万円の値上げを要請し、交渉は大詰めを迎えている。すでに一部では値上げで合意したようだ。主原料となる鉄鉱石や原料炭の購入価格が前期に比べ大きく上昇した上、為替が1ドル=150円程度と大きく円安に振れ、輸入に依存する主原料や各種調達材料が為替影響によるコスト影響を受けていることが、値上げ要請の背景としてある。現在の原料市況・為替水準からすると、来年度上期(4月以降)のひも付き商談も大幅な値上げ要請が避けられない状況だ。





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