2020年9月24日

「未来へ 見出す活路 高度化する厚板マーケット」メーカー、高級鋼領域目指す 造船などニーズ対応深化

 厚板市場は低迷が続く。国内造船各社は受注を落とし、手持ち工事量は2年を大きく下回る。新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけ、建設機械や産業機械の生産が落ち、建設分野は工事の延期・中止が顕在化するなど需要はコロナ前を下回る。高炉メーカーは厚板事業の持続性と再生産可能な事業体制を念頭に体質を強め、製品値上げや高機能材の拡販に力を入れる。造船などへの対応の深化、独自の高機能材開発や用途開発、収益力の高い新市場の創出がポイントとなる。









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