2020年10月27日

「未来へ 見出す活路 事業構造転換迫られる建材流通」縮む市場で次の一手模索 加工深化、新規分野開拓も

建材流通は事業構造の転換を迫られている。ここ数年は再開発工事の活発化、東京オリンピック・パラリンピックの関連施設、ホテルの需要増加などが建設業の好況をけん引。形鋼や異形棒鋼、コラムなど建設用鋼材のユーザーであるゼネコン、ファブリケーターなどの仕事量を押し上げてきたが、昨年には一連の需要が一服し、現在も回復に時間を要している。建設需要のピークアウト、新型コロナウイルス禍による先行きの不透明感から、各社は次の一手を模索している。