2020年11月24日

「金属リサイクル 未来への展望」上場大手各社首脳座談会4 「論語と算盤」の両輪が必要 SDGsで新しい価値観

鈴木「中国は環境問題について本格的に取り組み始めている。数年前に彼らは欧州最大手のスクラップ業者を買収した。つまり高い処理技術を手にしたってこと。良い面悪い面あるが、国内循環を推進するのは歓迎すべきことだね。ちなみに現在の日本の鉄スクラップ輸出量は800万トンくらいだけど、これは段々減っていく。国内使用が増えるから。二酸化炭素を発生させないように、おそらく高炉メーカーも電炉を作って原料として鉄スクラップを使用することが始まる。基本的には日本で発生したものを日本で循環させていくのはわれらの商売としては望ましい」

高橋「日本は粗鋼生産量に占める電炉比率が25%、アメリカは70%、EUが40%ですよね。そのうち日本もEUくらいの水準は行くんじゃないでしょうか」




「金属リサイクル 未来への展望」上場大手各社首脳座談会1
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