2021年8月31日

新会長に聞く/日本アルミニウム協会/木村良彦氏/循環アルミ使用率50%に

経済活動の回復に伴い、アルミ圧延品は自動車やパソコンなど電子機器など幅広い分野で需要回復が続く。2021年度のアルミ業界の展望とは。6月に就任した木村良彦・日本アルミニウム協会会長(三菱アルミニウム社長)に聞いた。

 ――会長就任の抱負を。

 「今年度も引き続き、協会活動の3本柱である『新規需要の開拓』『広報活動の強化』『人材育成』に注力する。昨年9月に策定した『アルミニウムVISION2050』に掲げた構想を実現に移す取り組みにも注力する。リサイクル、地球温暖化、技術革新の3点が重要だ」

 「技術革新ではリサイクルした展伸材の利用を実現する『不純物元素低減技術』と『微量不純物無害化加工技術』を用いた材料開発が始まる。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトに採択された」

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