2022年2月17日

工場ルポ/日本冶金・大江山製造所(下)/コスト低減へ都市鉱山活用進める/在庫管理徹底し品質確保

日本冶金工業の大江山製造所(京都府宮津市)では、使用済み廃触媒、廃電池粉などの高ニッケル含有リサイクル原料を調達し、ニッケルを抽出してフェロニッケルを生産し、コストダウンを図っている。2001年に開始したリサイクル原料の活用は、徐々に比率が増加、至近では最高45%程度まで達した。システム面での整備や製造所内の物流合理化などを手掛け、リサイクル原料の使用比率を高めており、今後は都市鉱山に適した製錬技術の確立などにより、使用比率100%の達成に向けて挑戦を進める。

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