2022年6月2日

日本の特殊鋼 世界に誇る技術の粋(10) 特殊鋼メーカートップに聞く 山陽特殊製鋼・宮本勝弘社長 3社連携でコスト競争力

――日本の特殊鋼が置かれている現状は。

「日本の特殊鋼業界は、自動車業界をはじめとする需要家との共同開発に取り組み、加工コスト削減や軽量化等といった高度なニーズに応えることで技術・品質・サービス力を高め、その特殊鋼を用いた需要家が世界市場で競争力を発揮するという関係が機能してきた。日本の特殊鋼は世界一の技術水準を維持し続けており、さらなる技術的発展余地も十分ある。一方で世界的に脱炭素を目指す急速な潮流のなかで大胆な技術革新を迫られている」




 







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