2022年11月10日

TASS 台湾・高雄から循環経済を世界へ/サステナビリティー・脱炭素テーマ

台湾で半導体産業を中心に循環経済(サーキュラーエコノミー、CE)や脱炭素の動きが加速している。TSMCなど大手企業がグリーン調達への意識を強めており、これまで廃棄していた素材をリサイクルする動きが広がりを見せている。台湾第2の都市、高雄を中心とするエリアで活動する台湾永続供應協会(TASS)は、3日から5日にかけて高雄市の高雄展覧館で「サステナビリティ」と「脱炭素」をテーマに掲げ「TASS2022」を開催した。



台湾は広さ3万6200キロ平方メートルの土地に2357万人が住む。人口は西海岸に集中しており温暖で過ごしやすい気候にある。過去は重工業や繊維産業が盛んであったが、現在は半導体を中心とするIT産業のメッカとなっており、TSMCは世界一の半導体製造企業として世界的な注目を集めている。

TASS2022を主催する台湾永続供應協会(TASS)は、台湾第2の都市の高雄市を拠点に持続可能性(サステナビリティ)やESGなどを積極的に推進している。本展示会は今年で3回目の開催。過去最大の規模の開催になるなど大きな成果を残している。

開催地である高雄エリアには半導体産業以外にも重工業や紡績産業などの産業クラスターが形成されている。既存産業で蓄積された高い技術やノウハウを有する中小企業も数多く存在しており、多様な産業が集結するエリアになっている。

TASS2022の開催は主催者である台湾永続供應協会(TASS)のほか展覧会などを運営、企画する安益国際展覧グループ(本社=台北市)の存在が欠かせない。安益国際展覧は創立から40年以上の歴史を持ち、親会社のHD企業グローは、21年に日本の広告代理店大手、博報堂のグループ企業になっている。

同社の徐建国董事長は「2050年の脱炭素に向けた取り組みになる」と開催意義を強調する。同社としてもサーキュラーエコノミー(循環経済)などに関連した展示会の重要性を認識しており、日本の関連する環境関連の展示会とも「積極的に関係性を築いていきたい」とアピールする。

出展企業数についても「新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催規模にも限界があった。今後はその影響が限定的になるため国際的な連携を強化し、さらに数を増やしていきたい」と力を込め、台湾から世界にサステナビリティーの動きを広めていく考えを示している。





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