2021年3月11日

日本製鉄の新開発チタン合金 新 G-SHOCKに採用

日本製鉄は10日、意匠性チタン「トランティクシー」の新開発チタン合金「スーパータイエックス20AFG」が、カシオ計算機(カシオ)から4月に発売されるG―SHOCK(ジーショック)の新モデルに採用されたと発表した。ステンレスと変わらない鏡面性や優れた加工性を有し、優美な外観に貢献する。GPS機能搭載モデルに対応するため、最適な化学成分の配合とミクロン単位での緻密な金属組織制御を組み合わせ、鏡面性と加工性、電波受信特性の全てを実現した。

トランティクシーは独自の最先端技術でさまざまな色彩・色調を、チタンの優れた耐食性と耐変色性によって持続させる世界初のチタンブランド。建築分野では屋根や壁をはじめ、さまざまなニーズに応えながら機能性や意匠性、成形性を追求している。

チタンはステンレスと比べ約60%と軽量な上、高級感や耐食性、生体適合性にも優れる。しかし、ステンレスより鏡面性や加工性に劣ることが課題だった。

今後も堅牢性に優れたカシオの製品ニーズに合致した素材を精力的に開発する。

スポンサーリンク