2014年6月24日

産総研、高出力ヒーター開発 アルミ溶湯加熱、効率化

産業技術総合研究所は23日、ヤマト(大阪市平野区、辻井竜太社長)と共同で、アルミニウム溶湯加熱用の高出力ヒーターを開発したと発表した。今回開発したヒーターは、アルミ溶湯に対し優れた耐食性を持つセラミック製ヒーターチューブ内に、熱伝導率の高いセラミックフィラーを高密度充填。発熱体からアルミ溶湯までの熱伝達を向上させることで、従来に比べ5倍のヒーター出力を実現した。この高出力化により、アルミ溶湯加熱に必要なヒーター本数を減らすことができ、非鉄鋳造産業での省エネ化を図る。

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