2012年8月31日

缶用鋼板、国内下期販売小幅減へ 飲料缶薄手化など懸念

 2012年度下半期の国内缶用鋼板の販売は前年同期に比べて小幅減少する見通しだ。鉄鋼メーカーによると、飲料缶の薄手化やエコカー補助金制度の終了による産業容器の自動車関連の需要減少が懸念されるという。

 メーカーによると、全体の約半分を占める飲料缶用途は、天候不順の影響を受けたが、比較的堅調な推移という。一方で、スチール缶需要の大部分を占めるコーヒー缶では、薄手化により鋼材重量が減っている面もあり、アルミボトル缶やペットボトルの増加による影響も少しずつ出ている見込みという。

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