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アルミネ、線材サイズ拡大 山口・長門で高出力化投資

2026.06.05 / 2 min read
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 アルミネ(本社=大阪市西区、竹内猛社長)は今年中に、アルミ線材の製造サイズを拡大する。三隅工場(山口県長門市)で約2億5000万円を投じ、大型伸線機の電気設備更新に伴って高出力化し、製品最大径を36ミリから50ミリまで広げる。海外市場の鍛造用途が棒材から線材にシフトしながら太径化しており、生産体制を整える。

 同社はアルミ合金線・棒・板・条を製造・販売する総合メーカー。三隅工場では連続鋳造圧延法で線・棒を生産する。生産能力は月3000トン。太径用の大型伸線機は3台保有し、今回は1台を改良する。

 従来は最大径36ミリまで対応し、昨年には径25―36ミリの太径サイズの生産能力を増強していた。ところが、欧州の自動車産業関連のユーザーからは引き続き、連続鍛造で使用する太径線材の増量とサイズ拡大の要請があり、このほど設備投資を決めた。同社は過去に最大径77ミリまで対応していた時期もあったため、供給面での問題はない見通し。

 年内には最大径50ミリサイズの生産を立ち上げる予定。さらに三隅工場では約1億5000万円を投じ、連続鋳造圧延ラインの電気設備更新も行い、工程全般の能力を底上げする。竹内社長は「欧州市場向けの合金種は6000系が多いが、あらゆる合金に対応できる生産体制を整えていく」と話す。

 また、板・条の生産拠点である川上工場(山口県萩市)で行っているアルミ再生事業は処理量が月数十トンまで増えており、グリーンアルミによる生産割合も全社の4割に増えるなど、環境への取り組みも進んでいる。

 海外市場向けでは5月13日付でインド標準規格「BIS」を取得した。インドからの引き合い増加を受け、約1年間にわたり全社で取得に向けて取り組んだ。今後のさらなる市場開拓に弾みをつけたい考え。



 アルミネはこのほど、2026年3月期業績を発表した。売上高は前期比7%増の173億2000万円となり、2期連続で過去最高。営業利益は仕入れ材料や運賃・エネルギーコスト上昇のため2%減の14億円だったが、経常利益は為替差益も加わり18・2%増の19億2000万円に伸びた。当期純利益も24・2%増の12億9600万円で過去最高を更新した。

 部門別の売上高を見ると、線は6・8%増の78億9600万円。棒は2・9%減の35億6300万円となり、棒材から線材への需要シフトを反映した。板・条は自動車・電機関連向けが伸びて14・3%増の58億5000万円。

 今期の業績予想は売上高208億8500万円、営業利益16億7100万円、経常利益20億1500万円、当期純利益13億1300万円。地金価格の上昇や諸コストの価格転嫁を推進する。

 海外子会社のアルミネ・ベトナムの25年12月期の売上高は1・3%増の54億円、純利益は22%増の3億3000万円。今期は現地販売率を高めて増収増益を見込む。



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