2023年5月12日

高炉3社、実力利益増予想 今期、一層の体質強化へ

高炉メーカー3社の2024年3月期の連結業績予想が11日に出そろい、在庫評価差等除く実力の利益がいずれも前期から増える見通しとなった。日本製鉄は実力の連結事業利益(IFRS)を前期比8・7%増の8000億円と過去最高を予想。JFEホールディングスは鉄鋼事業で同1900億円と2・6倍、神戸製鋼所は実力の連結経常利益1300億円と57・0%増を計画する。国内外の需要回復が緩やかで粗鋼生産は各社小幅の増加予想だが、製造体制の改革や鋼材販売価格の是正など近年の収益体質強化策の効果で利益を改善する。変化する市場の中で高級鋼の能力増強や海外展開、脱炭素、人材確保に必要な原資を得るために各社は収益力の強化策を継続する方針だ。





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