大平洋金属が実証設備 ベリリウムで新興と連携 核融合炉の商業化 低温精製、27年度生産へ

　大平洋金属と金属製造技術のスタートアップ、ＭｉＲＥＳＳＯ（ミレッソ、本社＝青森県三沢市、中道勝ＣＥＯ）は25日、ベリリウム製造に向けた包括的業務提携を発表した。大平洋金属の八戸製造所内にミレッソ独自の革新的な低温精製技術のパイロット実証設備を整備、2027年度中のベリリウム生産開始を目指す。両社の技術やノウハウを持ち寄り、従来比7割以上生産コストを低減、需要が拡大するベリリウムの安定供給を狙う。