鉄鋼流通問題懇談会(鉄流懇)は22日、東京都中央区の鉄鋼会館で定例会を開催した。終了後の記者会見で赤木純一会長(JFEスチール専務執行役員)は普通鋼の7―9月期内需見通しが11四半期連続で1000万トン割れとなったことに触れ「4―6月期、7―9月期とも前年比マイナスで建築関連の不振が影響している」とする一方「製造業で見れば4―6月期、7―9月期も対前年でプラス方向に向いた」とポジティブな面を強調し、下期以降の建築関連での需要回復に期待を示した。
赤木会長は中国の輸出攻勢について「1―6月期では金額ベースで17・6%増。内需不振を輸出に振り向けている。鉄鋼では対前年マイナスながら1億トン超の高水準は継続し、中東、ベトナム向けが減りEU、アフリカなどで補っている。品種別でも熱延が減り、スラブ、冷延、形鋼などが増えている」と分析した。