日鉄住金建材、ベトナムに製造拠点 インフラ整備参画

　日鉄住金建材は25日、ベトナムに進出すると発表した。住友商事グループ、共英製鋼、現地の鉄鋼販売・加工業者のバクビエット・スチール（ＢＶＳ社、本社＝ハノイ、タン・アイ・ヴォンＣＥＯ）と合弁で、構造用鋼管をはじめとする鉄鋼建材製品の製造販売を目的とした「日鉄住金建材ベトナム」を23日付で設立、都市部の大型開発やインフラ整備で需要拡大が続くベトナムの、鉄鋼建材製品の需要捕捉を狙う。

　当面、現有設備の構造用鋼管の製造能力5万トンを目標に、事業基盤の拡大を進めるが、将来的には周辺国のアセアン地域のニーズに即した建築・土木向け鉄鋼加工製品の投入も行う構え。