2021年7月6日

中国鋼材市況が反発 先物価格影響

 中国の鋼材市況が反転した。上海地区の熱延コイルは先週末にトン5680元(約9万7000円、増値税込)と前週比130元高で3週ぶりに上がった。1日の共産党創建100周年式典前に先物の鋼材価格が上昇に転じ、現物市況のムードも上げに変わった。先物価格は式典後の2日に反落。商品物価抑制の政府方針が投機を抑え、市中在庫も微増の傾向にあり、鋼材市況は堅調な需要や原料高から高位を保つものの基調を強めにくい状況だ。