2025年5月15日
中国鋼材市況が続落基調 コロナ禍の安値下回る 粗鋼高生産で需給緩む
中国の鋼材市況は5月入り後も下がり続け、新型コロナ禍に直面した2020年同時期の水準を下回った。春の需要期の3―4月も建設中心に需要は低迷、政府の経済政策を見込んだ粗鋼の高生産によって需給が緩んでいる。景気対策の効果が表れるまで時間を要するとみられ、労働節連休明けの先週も市況は弱い基調が続いた。米国の関税引き上げによる鋼材の直接・間接輸出への負の影響が見込まれ、市況の軟化や鋼材の高輸出の傾向は変わりそうにない。



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