2022年1月19日

アジアビレット先高観 対中原料価格上昇映す

中国向け鉄鋼原料のスポット価格が上昇しており、アジアのビレット市況に先高観が出始めている。足元のビレット輸出価格はSD295相当品のCFR(運賃込み条件)でトン当たり620―630ドル(7万1000―7万2000円)前後で推移しており、昨年末から大きな変化はないものの、一部の海外メーカーではオファー価格を引き上げる動きも見られる。アジアの旧正月が明ける2月中旬以降、鉄鋼需要が上向くと予想され、ビレット価格は引き合いの増加と高位の原料価格が作用して基調を強める可能性がある。





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