2016年12月6日

超電導フライホイール蓄電 電力平滑化の有効性確認 実証試験終了

 2012年度から約4年間進められてきた太陽光発電電力の系統安定化検証を図る新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として、鉄道総研、古河電気工業、クボテック、ミラプロ、山梨県の5者共同による超電導フライホイール蓄電システムの山梨県米倉山における実証試験助成期間が終了した。この実証試験そのものは約半年間かけて行い、その後現在は独自の試験・検証を実施し共同の事業成果として、目標出力の最高300キロワットを確認。超電導磁気軸受の信頼性に関しては、期待寿命20年に対し、劣化せず構造余裕を持つことが分かった。また、低コストシステムについては、量産時にキロワット当たり7万円以下を実現できる見通しを確認。超電導フライホイールが、太陽光発電電力平滑化に有効であることが示された。

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