2021年10月6日

アルミ二次合金 2カ月前倒し値決め

アルミ二次合金の副資材である金属シリコンの供給不安を受け、中部地区の大手需要家は10月初旬、2カ月前倒しで年明け以降を対象としたアルミ二次合金の価格交渉を実施した。国内産ADC12は足元の相場からキロ100円以上高騰し、一部の国内合金メーカーは供給不安から交渉参加を見送るなど異例の事態となった。年明けに向けて金属シリコンの供給不足が現実味を帯び始め、主要需要先である自動車業界への影響が懸念される。