2018年10月1日

日立建機、国内拠点を大幅再編 機能別に一貫生産体制へ

 日立建機(平野耕太郎社長)は27日、グローバル競争力強化のため、グループの国内主要拠点を再編すると発表した。2015年に子会社化したKCMを19年4月をめどに吸収合併、併せて機能別に拠点を集約し、部品から完成品までの一貫した生産体制を固める。22年度まで5カ年で一般建設工事向け、マイニング向けの油圧ショベル、ダンプトラック、ホイールローダ、ミニショベルやミニホイールローダなどコンパクト機械の開発と生産を機能別に再編。茨城の土浦工場、常陸那珂臨港工場、霞ヶ浦工場などグループを含めた7拠点で進める。22年度には開発部門もクラス別に編成する。再編の関連投資は約420億円、営業利益ベースで年間約60億円の収益向上を目指す。