2009年7月31日

粗鋼計画、持ち直し鮮明 7-9月 前期2割上回る

 経済産業省が30日発表した2009年度第2四半期(7―9月期)の鉄鋼生産計画の集計結果によると、粗鋼生産量は2307万3000トン(前期比397万6000トン、20・8%増、前年同期比737万5000トン、24・2%減)と3期ぶりに2000万トン台に回復、持ち直しの動きが鮮明となる。同省が策定した需要見通しの2177万トンより130万3000トン、6%上回る。

 普通鋼輸出が中国などアジア向けを中心にほぼ前年同期並みに回復するほか、国内では自動車、家電関連で増加する。粗鋼生産は前期比で高炉が約380万トン、普通鋼電炉が約3万トン、特殊鋼電炉が約17万トンの増加となる。