2020年5月13日

粗鋼計画 4―6月2割減1928万トン

 経済産業省が12日まとめた2020年度第1四半期(4―6月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼は前期比20・0%減の1928万トンと2四半期ぶりに減る。四半期で2000万トンを割り込むのは09年4―6月以来。世界的な新型コロナウイルス感染拡大で需要が急減するなか、国内外向け、普通鋼、特殊鋼ともに大きく減る。ただ、経産省金属課によると、コロナ禍の影響の反映は企業によってばらつきがあるという。下振れ懸念もあるなか、需要など動向を注視し、需要見合いの生産と適切な在庫管理を求めている。

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