2010年2月17日

本紙特約店調査、2-3月が“正念場” 今春にも市況上昇

 東京、大阪エリアの鋼材流通は景況悪化が長引き、需給緩和が続く中、今春にも市況は上昇すると予測する。

 鋼材流通業の現状を浮き彫りにするため、産業新聞社の流通取材班では形鋼、棒鋼、鋼管、二・三次製品(線材、カラー鋼板)の東京・大阪地区主要特約店に対して、経営アンケート(56社が回答)を実施。その結果、2―3月の景況感は91・1%が「悪い」と回答し、需給動向は「緩和」が39・3%で、市場環境は依然改善していない。一方、市況予測では「上昇・強含み」が33・9%となり、二・三次製品を除く品種で強基調に転じるとの回答が出始めている。