2015年9月25日

新日鉄住金グループ、少年柔道教室に特別後援 釜石で開催 140人参加

 新日鉄住金グループは復興支援の一環として、20日に岩手県釜石市の釜石中学校で開かれた全国少年柔道協議会「少年柔道教室」(主催=岩手県柔道連盟、後援=全日本柔道連盟)に特別後援し、県内から約140人の子供たちが参加した。被災地では8月の福島に続いて2カ所目。12月6日には宮城で開催される予定。

 あいさつに立った岩手県柔道連盟の千葉翠会長は「全柔連の会長で、新日鉄住金の会長でもある宗岡正二氏の意向により、釜石で開催できた。講師として岡泉茂氏、溝口紀子氏、西山将士氏に来て頂いており、講師の方々の言うことを良く聞いて、柔道の楽しさを体感して欲しい」と語った。

 来賓として招かれた釜石市の野田武則市長は「釜石は、全日本女子柔道の強化合宿を行うなど、柔道の強化・育成にも力を入れてきた。子供たちの体力低下やスポーツ振興に障害がある中で、このような機会を作っていただき大変感謝している」と述べた。

 新日鉄住金釜石製鉄所の妙中隆之所長は「釜石は復興の途中だが、子供たちを含めて皆で元気になっていく一環として、製鉄所としても支援させて頂いた」とコメント。また、同市の橋野高炉跡が世界遺産に登録されたことについては「これまでの歴史の中での位置付けが認められたことに加え、子供たちの世代にも大きなプレゼントになったと思う。地域の活性化につながれば」と話した。

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