日鉄ソリューションズ、遠隔操作ロボに「力触覚」

　日鉄ソリューションズ（ＮＳＳＯＬ、本社＝東京都中央区、森田宏之社長）は、ＮＴＴドコモと共同で、次世代移動通信の5Ｇ技術を使って遠隔地から「もの造り」を実現するための手触りや軟らかさなどの力触覚をフィードバックできるアバターロボットを開発したと発表した。両社は2017年にも遠隔地制御のアバターロボットを開発しているが、当時は触る・持つなどの触感を人に伝えることができるだけで、固さや軟らかさ、重さ・軽さなど人の手が感じる力触覚を再現するまでには至らなかった。今回、高速大容量で低遅延の5Ｇ通信技術を使うことで実現した。ＮＴＴドコモがきょう23日から都内の東京ビックサイト青海展示棟で開催する5Ｇ時代の新しいサービスの協創を目指したイベント「ＤＯＣＯＭＯオープンハウス2020」にユースケースとして展示する。