2022年3月24日

全国CC工組 出荷2.1%減358万トン予測 4―6月経産省ヒア 「トリレンマの1年に

 全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)は23日、経済産業省のヒアリングに対し、4―6月の見通しや対面業界の動向などを報告した。4―6月のコイルセンター出荷量については前年同期比2・1%減の357万7000トンと予測。前四半期の1―3月比では持ち直すものの、部品調達難の影響が自動車だけでなく、電機や産業機械にも残ると見込む。ウクライナ危機で加速する資源高への警戒が強まる中、同組合では低迷する加工賃とメーカー値上げ、高水準の市中在庫との狭間で、「トリレンマに悩まされるかじ取りの非常に難しい1年になる」とみている。