日鉄スチール 店売りＨ形鋼、8契販価据え置き

　日鉄スチールは23日、8月契約分（9月生産分）の店売り向けＨ形鋼の販売価格を前月比で据え置きにすると発表した。足元は建設需要の端境期であるものの、「秋以降は建築需要の本格的な回復が見込まれている」（同社）ことを理由に販価を据え置いた。販価の据え置きは5カ月連続。電炉の主原料となる鉄スクラップ相場が高止まりし、「輸送費をはじめとする諸コストが、構造的に上昇している」（同）ことも、販価据え置きの判断材料となった。