2024年5月31日

薄板需要 小口中心に低迷 23年度CC出荷過去最低

国内薄板需要の低迷が長引いている。半導体不足の解消後も自動車生産の回復の足取りは鈍く、自動車以外の分野は建築をはじめ、軒並み低調に推移しており、好転の兆しも見えない。全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)によると、2023年度のコイルセンター出荷量は前年度比0・5%減の1352万2074トンと2年連続で減少し、前年度に続き過去最低となった。自社販売が減少する一方、受託加工は増加に転じるなど、大手と中小との格差も広がっており、小口需要の減少が店売り市場の縮小を招いている。







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