2021年12月14日

経営戦略を聞く/徳田練磨工作所/池田康一社長/安全・品質に積極投資/コスト増転嫁に一層努力

磨棒鋼・冷間圧造用(CH)鋼線メーカーを巡る需要環境は、新型コロナウイルス禍による需要の底を脱したのち、増加傾向が続いたが、秋口以降、世界的な半導体不足などの影響で、自動車向けを中心に再び停滞感が強まっている。こうした中、徳田練磨工作所の池田康一社長に現状までの認識と今後の方針を聞いた。

 ――2021年9月期を振り返って。

 「売上高は前期比約33%増、利益面は前期の赤字から黒字転換した。昨秋から自動車、トラックの需要が回復し、良好な需要環境でスタートした。冬場あたりから半導体不足の影響を懸念する声が強まったが、当社は半導体不足の影響を受け難いトラックの割合が一定量あったことや、メイン顧客の向け先の自動車メーカーが多岐にわたっていたこともあり、それほど大きな影響は受けずに堅調な需要動向が続いた。このため、年間販売数量は前期比23%増となり、ほぼコロナ前の水準まで回復した。ただ、その前の米中貿易摩擦以前の業績から見るとまだ低水準だ。その後、半導体不足による自動車メーカーの減産影響があり、最終月の9月以降、足元まで需要が低迷している」

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