特殊鋼メーカー 2社増益 4―6月期

特殊鋼専業メーカー4社の2025年4―6月期決算（連結ベース）が7日に出そろった。4―6月期はトヨタ自動車など一部の需要家向けを除き、前年と同じように需要の目立った伸びが見られない一方、原材料価格などは前年同期比で低下し、利益押し上げ要因となった。この結果、三菱製鋼を除く3社が増収。利益面では、愛知製鋼は数量増もあり大幅な増益、日本高周波鋼業も黒字回復したが、大同特殊鋼は生産アロケーション変更に伴う一時費用発生などで、三菱製鋼も受託数量減などにより減益となった。