銅建値2万円下げ58万円 鉛20・8万円 亜鉛18・5万円

　ＪＸ日鉱日石金属は3日、10月積み銅建値をトン2万円引き下げ58万円に改定したと発表した。2009年10月以来2年ぶりの安値を記録した。

　三菱マテリアルは3日、10月積み鉛建値をトン1万8000円引き下げ20万8000円に改定したと発表した。指標となるＬＭＥの鉛現物が、月末にかけて大幅安推移したことを受け、昨年7月以来の安値水準に下落。先月初めから1カ月で3万6000円（15％）切り下がった。

　三井金属は3日、10月積み亜鉛建値をトン18万5000円で据え置くと発表した。指標となった現地30日のＬＭＥ亜鉛現物はトン1905ドル（セツルメント）。前回建値改定時1860ドル（現地26日）を45ドル上回った。ただ、後場は1800ドル台半ばまで押し戻されたため、建値引き上げを見送った。