中国、10年ステンレス粗鋼28％増

　中国特殊鋼協会ステンレス分会によると、2010年のステンレス粗鋼生産は1125万6000トンと前年比27・8％増加した。見掛け消費は住宅や自動車、家電など需要が拡大したことで940万トンと14・4％増加。輸出は倍増したが、粗鋼から輸出入を加減した国内向けの総供給量は1078万5000トンと消費を140万トン近く上回り、供給過剰の状態が続いた。

300系クロム―ニッケル鋼の生産は582万トンと前年比は0・4％減少。全体の51・7％を占めた。400系クロム鋼は312万6000トンと1・3％減り、占有率は27・8％。200系クロム―マンガン鋼は230万9000トンと1・6％増え、20・5％を占めた。