2010年10月19日

リオ・BHP、鉄鉱石合弁を断念

 資源大手の英リオ・ティントと豪BHPビリトンは18日、西豪州の鉄鉱石生産合弁事業計画を断念すると発表した。欧州連合(EU)、日本など各国・地域の独占禁止法当局の承認を得られないと判断した。

 両社の統合と同様の競争制限が生じるとして、合弁事業計画に反対してきた日本鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は、両社の計画撤回を歓迎する声明を出した。世界鉄鋼協会など鉄鋼業界側は、既に寡占化した鉄鉱石供給のさらなる集中を阻止するよう当局に働きかけており、当局側も過度の集中による鉄鋼をはじめ、製造業、消費者への悪影響を認め、否認に傾いていた。







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