丸一鋼管、インド進出 自動車向け供給

　丸一鋼管（鈴木博之社長）は月内にも、インドの鋼管メーカーの「クマ・ステンレスチューブ社」（略＝クマ社）の株式95％を取得、子会社化しインドに進出する。

　株式取得金額は４億５５００万ルピー（円換算＝９億６０００万円）。第２次中期経営計画での海外事業拡大の一環で、海外の生産・加工拠点は国数で米国、インドネシア、ベトナム、中国に次いで５カ国目となる。株式を所有する日下部電機（本社＝神戸市西区、日下部良治社長）から購入するもので、２年後には残り５％の株式も取得、完全子会社化する。

　今後、丸一鋼管はクマ社の経営の効率化、設備増強、販売増に伴う資金支援を行い、インドでの自動車・二輪車向けにステンレス鋼管などを安定供給していく方針。