山伸マテリアル、タイにスリッター増設 薄物ステンレス加工能力が倍増

　関東地区のステンレス流通大手、山伸マテリアル（本社＝埼玉県川口市、前島伸泰社長）はタイの現地法人「ヤマシンマテリアルタイランド」に１１月をめどに約７５００万円を投じて幅５００―６００ミリ幅のスリッターを新設し、薄物ステンレスの加工能力を倍増する。現在、スリッターを１基保有して在庫販売を行っているが、「月間１００トンの販売数量を目標に早期の黒字化を達成したい」（前島社長）としており、２基目のスリッターを新設し、現地の薄物ステンレス需要を積極的に捉える。