中国鋼材市況が一段高

　中国の鋼材市況が11月入り後に一段高となった。前週末の熱延コイル市況はトン3237元（約5万円、増値税込）と前週比121元、3・9％高で4月の急騰時以来の上げ幅。5週連続、計350元上がった。建築や自動車など需要が堅調な上に原料と鋼材の先物価格の続騰が影響している。冬場の燃料需要増から原料価格はさほど下がらないとみられ、来年1月末の春節（旧正月）まで鋼材市況の上昇機運が続く見込みだ。