鉛建値、8000円下げ 25万8000円

　三菱マテリアルは23日、5月積み鉛建値をトン8000円引き下げ、25万8000円に改定したと発表した。ＬＭＥ鉛現物の下落を映した。月内推定平均値は26万700円となった。現地22日のＬＭＥ鉛現物セツルメントはトン1997・5ドル。前回改定時の2088ドルより90・5ドル安かった。海外相場は2月中旬の2400ドル台をピークとして下げ基調に転じ、今月上旬には2000ドル台まで下げてもちあった。ただ、先週15日にはニューヨーク金先物の暴落に端を発した非鉄金属全面安の流れを受け、昨年9月以来約7カ月ぶりに2000ドル割り込んだ。