2010年8月9日

広州JFE鋼板、単年黒字化が視野

 JFEスチールの中国・自動車鋼板生産拠点、広州JFE鋼板(GJSS、本社工場=広東省広州市)は、第1溶融亜鉛めっき鋼板ライン(CGL)が本年5月に月産3万トン強のフル稼働に達し、2010年の単年黒字化が視野に入ってきた。

 第2期計画として8億2000万ドルを投じる冷間圧延ライン(PL―TCM)、連続焼鈍ライン(CAL)、第2CGLの建設プロジェクトも順調に進んでおり、成長が続く中国の自動車鋼板需要を捕捉するための年間180万トン規模の現地供給体制が来年には整う。