2021年11月11日

新日本電工、合金鉄で新値決め制度 マージン上下限設定

 新日本電工は合金鉄販売でマージンを一定の範囲にとどめ、収益を安定化させる新たな値決め制度を一部需要家向けに7月に導入した。これまで単純な市況連動で有利な相場展開の際に利益が拡大する半面、製品と原料鉱石の市況次第で大幅な赤字を計上するリスク管理が課題だった。マージンの上限、下限を設定することで需要家側と相場変動のリスクを分担し、収益を安定化させる。安定的な収益を製造基盤の維持のほか、成長事業に振り向ける考えだ。

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