2022年7月7日

Ni系ステンレス薄板市況 07年以来の最高値65万円

 ニッケル系ステンレス冷延薄板の市中相場はトン当たり65万円と、前月比同5万円上伸し、ニッケルバブルの2007年6月以来15年1カ月ぶりの最高値に達した。原料価格の高騰を受けた今春の国内外メーカーの大幅値上げが浸透し始めたようだ。流通は「契約価格上昇分を完全に転嫁できていない」(大手流通筋)として、来月に向けて同5万円の上伸に向けたアナウンスに着手。上伸の勢いはやまず、ニッケルバブルを上回る過去最高値に達する可能性も出てきた。

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