関東地区普通鋼1―6月 電炉粗鋼生産 前年並み

2023年入り後は、関東地区普通鋼電炉メーカー14事業所の粗鋼生産量（産業新聞社調べ）が前年とほぼ同水準で推移している。1―6月は212万9938トンと、前年同期比1・1％の微減。中・小規模建築案件の減少や建設現場の人手不足などで、製品出荷は形鋼類、異形棒鋼ともに停滞感が強い。また、アジアマーケットの悪化で日本のビレット輸出は低迷しているものの、粗鋼生産量は前年並みを維持している。